キャッシュ
Veeam Backup & Replicationは、バックアップコピージョブやリストアセッションが実行されるたびに、エクスターナルリポジトリから取得されるデータをキャッシュに格納します。
この方法は、AWSまたはMicrosoft Azureで発生するコストのかかる操作数を減らすだけでなく、ネットワーク上で送信されるトラフィックの量を減らすのにも役立ちます。
以下の点を考慮してください。
- 次のアクティビティが処理されている間に、ゲートウェイサーバーでキャッシュが作成されます。
- バックアップコピージョブ。
- リストアセッション。
- Veeam Backup & Replicationコンソールにエクスターナルリポジトリを追加したときには、キャッシュは作成されません。
- キャッシュは、エクスターナルリポジトリから取得されるブロックのメタデータで構成されます。
- キャッシュは次の場所に書き込まれます。
- Windowsベースのゲートウェイサーバー:C:\ProgramData\Veeam\ExternalCache
- Linuxベースのゲートウェイサーバー:/var/veeam/ExternalCache
- キャッシュは、その後バックアップコピージョブまたはリストアセッションを実行するたびに再利用され、更新されます。
- キャッシュのサイズ制限は10GBです。制限に達すると、Veeamでは、最も使用頻度の高い部分を保持しながら、古いキャッシュを20%をパージします。パージはメンテナンスジョブで実行されます。
- 次の場合にキャッシュが削除されます。
- エクスターナルリポジトリが Veeam Backup & Replicationコンソールから削除されている。
- エクスターナルリポジトリの設定で、ゲートウェイサーバーが変更されている。
- バックアップファイルがエクスターナルリポジトリから削除されている。
- メンテナンスジョブセッションの間。
- キャッシュは、バックアップインフラストラクチャにマイナスの影響を及ぼすことなく、手動で削除できます。
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