vApp のバックアップとリストア
Veeam Backup & Replicationでは、vCloud Director vAppをバックアップして、vCloud Director階層にリストアできます。
vCloud Directorの観点から見ると、vAppは1つまたは複数のVMを含むコヒーレントシステムです。すべてのvAppは、次の情報を含む一連の操作の詳細(vAppメタデータ)で記述されます。
- vApp所有者設定
- アクセス権設定
- vAppネットワーク設定:vAppが接続される組織ネットワークに関する情報
- リース設定など
Veeam Backup & ReplicationがvAppのバックアップを実行すると、このvAppに含まれるすべてのVMがvAppメタデータとともにバックアップされます。vAppのバックアップは、vCDバックアップジョブによって実行されます。vCDバックアップジョブには、場合によって1つまたは複数のvAppが含まれます。必要に応じて、vCDバックアップジョブの設定時に特定のVMおよびVMディスクをバックアップから除外できます。
Veeam Backup & Replicationには、バックアップされるvAppについて次のリストアオプションがあります。
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Veeam Backup & Replicationは、ジョブから除外されたり削除されたりして処理されなくなったVMのリストアポイントを表示します。ただし、そのVMを含む増分バックアップファイルがアクティブなバックアップチェーンに存在する場合に限ります。Veeam Backup & Replicationが保持ポリシーに従ってそれらのファイルを削除すると、そのVMのリストアポイントも、このバックアップジョブで作成されたリストアポイントのリストに表示されなくなります。そのVMを含むフルバックアップファイルが依然として存在している可能性がありますが、このファイルからvCloud Directorへリストアすることはできません。 |