GFS フラグの割り当て
GFS保持ポリシー設定を構成する場合、Veeam Backup & Replicationが長期間の保持のためのバックアップファイルのマークに使用するGFSフラグタイプの数を選択できます。この数に応じて、Veeam Backup & ReplicationではGFSフラグを割り当てる際にわずかに異なる以下のアルゴリズムを適用します。
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GFS保持ポリシーを再設定して保存すると、説明したアルゴリズムが初めて機能し始めます。つまり、新しいGFSフラグを割り当てる必要があるかどうかを判断するときに、前に割り当てられたGFSフラグは考慮されません。前に割り当てられたフラグは変更されず、前のGFS保持ポリシーに従って削除されます。 |
バックアップジョブの保持ポリシー設定を構成する際にGFSフラグを1つのタイプのみ選択する場合、Veeam Backup & Replicationはジョブが完了し次第、以下の手順を実行します。
- はい:GFSフラグがスケジュールされた期間中に既に別のバックアップファイルに割り当てられている場合、Veeam Backup & Replicationによって別のGFSフラグがバックアップファイルに割り当てられることはありません。GFSフラグが割り当てられていない場合は、Veeam Backup & Replicationによって割り当てられます。
- いいえ:Veeam Backup & Replicationはフルバックアップファイルが作成されるのを待ちます。
- はい:Veeam Backup & Replicationは新しいGFSフラグを割り当てません。
- いいえ:Veeam Backup & Replicationは、バックアップジョブによってフルバックアップファイルが作成されたかどうかを確認します。
次の例を考えてみましょう。月曜日に、毎週水曜日に週単位GFSフラグが割り当てられる方法でバックアップジョブのGFSポリシー設定を構成するとします。以下のアニメーションは、スケジュールされた日にフルバックアップファイルが作成されなかった場合、どのようにVeeam Backup & Replicationがフラグを割り当てるかを示したものです。
例の説明
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説明したメカニズムは、年単位と週単位の2つのタイプのGFSフラグのみを選択した場合には適用されません。これら2つのタイプを選択して月単位のタイプを選択しなかった場合、Veeam Backup & Replicationでは1つのフラグタイプのみが選択されたかのように対処します。これは、各タイプのフラグが1つのフラグタイプ向けのアルゴリズムに従って割り当てられることを意味します。 |
Veeam Backup & Replicationは、ジョブが終了し次第、以下の手順を実行します。低いレベルのGFSフラグは、高いレベルのフラグより前に処理されることに注意してください。
- はい:ジョブによって作成されたバックアップファイルに低いレベルのGFSフラグが既に割り当てられている場合、Veeam Backup & Replicationは現在のレベルのGFSフラグを割り当てます。低いレベルのGFSフラグが割り当てられていない場合、Veeam Backup & Replicationはフラグが割り当てられるのを待ちます。
- いいえ:Veeam Backup & Replicationは、バックアップジョブによってフルバックアップファイルが作成されたかどうかを確認します。
- はい:スケジュールされた期間中に現在のレベルのGFSフラグが既に別のバックアップファイルに割り当てられている場合、Veeam Backup & Replicationによって現在のレベルのGFSフラグがバックアップファイルに割り当てられることはありません。GFSフラグが割り当てられていない場合、これを割り当てます。
- いいえ:Veeam Backup & Replicationはフルバックアップファイルが作成されるのを待ちます。
- はい:Veeam Backup & ReplicationはGFSフラグを割り当てません。
- いいえ:Veeam Backup & Replicationは、バックアップジョブによってフルバックアップファイルが作成されたかどうかを確認します。
次の例を考えてみましょう。月曜日に、毎週水曜日に週単位GFSフラグが割り当てられ、毎月第一週に月単位GFSフラグが割り当てられる方法で、バックアップジョブのGFSポリシー設定を構成するとします。以下のアニメーションは、どのようにVeeam Backup & Replicationがフラグを割り当てるかを示したものです。
例の説明
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