自動開始スケジュール
ユーザーの介入なしで定期的にジョブを実行するために、ジョブが自動的に開始されるようにスケジュールすることができます。バックアップサーバー上で動作するVeeam Backup Serviceはバックアップサーバー上で構成されたすべてのジョブの構成設定を確認し、スケジュールに従ってジョブを開始します。
Veeam Backup & Replicationではジョブのための次のスケジュール設定を構成することができます。
毎日、任意の曜日、または月単位で選択した日の任意の時刻にジョブを開始するようスケジュールすることができます。
このタイプのスケジュールでは、ジョブを開始する正確な時刻を定義する必要があります。たとえば、毎日午後10時00分や毎月第1日曜日の午前0時00分にジョブを開始するよう構成することができます。
ジョブの連鎖作成は特定のタイプのジョブのみに限定されません。タイプの異なるジョブについても連鎖を作成することができます。たとえば、次のようにすることができます。
- 連鎖内の最初のジョブとしてバックアップジョブを設定する。
- SureBackupジョブを構成してバックアップジョブと連鎖付ける。この場合、Veeam Backup & Replicationはバックアップ・ジョブの完了後に、バックアップ・ジョブと一緒に作成されたバックアップ・ファイルを自動的に検証します。
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最初のジョブを手動で開始した場合、Veeam Backup & Replicationにより、連鎖付けされたジョブも開始するよう提案されます。[Yes]をクリックするとジョブの連鎖全体が開始され、[No]をクリックすると連鎖内の最初のジョブのみが開始されます。 最初のジョブを手動で開始し、最初のジョブの実行中に別のジョブを連鎖付けした場合、連鎖付けされたジョブは最初のジョブの完了時点で開始されません。 |
ジョブの連鎖付けは慎重に行う必要があります。ジョブの連鎖付けにより、ジョブのスケジューリングで推測的な作業を行わずに済みますが、多数の欠点があります。
ジョブ1が土曜日に開始され、1時間ではなく、2.5時間かかったとします。このため、ジョブ2は日曜日の午前0時より後に開始されるため、土曜日に予定されていた合成フルバックアップが作成されなくなります。
ジョブの連鎖付けの代わりに、バックアップインフラストラクチャコンポーネントで負荷を分散することができます。そのためには、バックアッププロキシおよびバックアップリポジトリでの同時タスクの数を制限する必要があります。詳細については、「同時タスク数の制限」を参照してください。