データブロックの検証
VMのコピー・プロセス中に、Veeam Backup & Replicationは、ソースWANアクセラレータとターゲットWANアクセラレータ間で発生するVMトラフィックのCRCチェックを実行します。CRCチェックは、適切なVMデータがターゲット側に送信されて、破損されたデータブロックがグローバルキャッシュまたはターゲットバックアップリポジトリのバックアップファイルに書き込まれないようにします。
このチェックは、次の方法で実行されます。
- データブロックをターゲット側に送信する前に、Veeam Backup & Replicationはコピーされたデータブロックのチェックサムを計算します。
- データブロックがWAN上でコピーされ、グローバルキャッシュまたはターゲットバックアップリポジトリに書き込まれる前に、Veeam Backup & Replicationはターゲット側でこのデータブロックのチェックサムを再計算します。
- ソースのチェックサムとターゲットのチェックサムが比較されます。チェックサムが一致しない場合、ターゲットWANアクセラレータがソースWANアクセラレータに正しいデータブロックのリクエストを送信します。ソースWANアクセラレータは、必要なデータブロックをターゲットWANアクセラレータにそのまま再送信し、再送信されたデータブロックは、グローバルキャッシュまたはターゲットバックアップリポジトリのバックアップファイルに即座に書き込まれます。