統合設定

[Integration]タブで、「ストレージスナップショットからのバックアップ」テクノロジーを使用して、バックアップを作成するかどうかを定義できます。ストレージスナップショットからのバックアップを使用すると、VMデータ処理にストレージスナップショットを活用できます。このテクノロジーはRPOを改善し、本番環境へのバックアップアクティビティの影響を低下させます。

「ストレージスナップショットからのバックアップ」テクノロジーの使用を始める前に確認してください。 前提条件

バックアップジョブのストレージ統合設定を指定するには、次の手順を実行します。

  1. ウィザードの[Storage]ステップで、[Advanced]をクリックします。
  2. [Integration]タブをクリックします。
  3. デフォルトで、[Enable backup from storage snapshots]オプションは有効です。ストレージスナップショットからのバックアップを使用しない場合は、このチェックボックスをクリアします。詳細については、ストレージスナップショットからのバックアップの構成
  4. ディスクが同じボリュームまたはLUN上にある多数のVMをジョブに追加する場合、[Limit processed VM count per storage snapshot to <N>]チェックボックスを選択し、1つのストレージスナップショットを作成する必要があるVMの数を指定します。Veeam Backup & ReplicationはVMを複数のグループに分割して、各VMグループのストレージスナップショットを個別に開始します。その結果、ジョブのパフォーマンスが向上します。

詳細については、スナップショットごとのVM数の制限

  1. Veeam Backup & Replicationでストレージスナップショットの作成に失敗した場合、ストレージシステムに位置するディスクを含むVMは、ジョブでは処理されません。通常のVM処理モードにフェイルオーバーし、そのようなVMを通常の処理モードでバックアップまたはレプリケートするには、[Failover to standard backup]チェックボックスを選択します。
  2. [セカンダリNetApp、HPE NimbleおよびHPE 3PARストレージシステムの場合]Veeam Backup & Replicationで、セカンダリストレージアレイにストレージスナップショットを作成できない場合、ストレージシステム上に位置するディスクを含むVMは、ジョブではバックアップされません。本番ストレージで、ストレージスナップショットからのバックアップにフェイルオーバーする場合は、[Failover to primary storage snapshot]チェックボックスを選択します。Veeam Backup & Replicationでは、セカンダリストレージアレイ上にストレージスナップショットを作成できない場合は、プライマリストレージアレイ上のストレージスナップショットがトリガーされ、それがバックアップのソースとして使用されます。ただし、プライマリストレージアレイ上のストレージスナップショットからのバックアップを行うと、本番環境の負荷が増えるということに注意してください。

統合設定