多対一のWANアクセラレーション

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    WANグローバルキャッシュは、複数のソースWANアクセラレータを同時に使用することができます。たとえば、複数のリモート/ブランチオフィスがある場合、リモートサイトで複数のソースWANアクセラレータを、本社で1つのターゲットWANアクセラレータを設定することができます。

    この場合、グローバルキャッシュが個々のソースWANアクセラレータのキャッシュデータを保持します。すべてのソースWANアクセラレータのキャッシュデータは、グローバルキャッシュフォルダの専用のサブフォルダに保存されます。

    多対一のWANアクセラレーション 

    1つのターゲットWANアクセラレータが複数のソースWANアクセラレータによって使用される場合、Veeam Backup & Replicationは、これらのWANアクセラレータのグローバル・キャッシュ間のデータ・ブロックをコピーすることができます。ターゲットのバックアップリポジトリに一致するVMのバックアップがないものの、一致するデータが他のWANアクセラレータのキャッシュにある場合に、このメカニズムは機能します。

    たとえば、ジョブ1ジョブ2という2つのバックアップ・コピー・ジョブがあるとします。ジョブ1はソースWANアクセラレータのソース1とターゲットWANアクセラレータのターゲット3を使用しています。ジョブ2はソースWANアクセラレータのソース2と、同じターゲットWANアクセラレータのターゲット3を使用しています。グローバルキャッシュフォルダに、Veeam Backup & Replicationはソース1ソース2の2つのWANアクセラレータのデータを保存します。

    • ジョブ1は、Microsoft Windows Server 2008 R2を実行して一定の時間が経過しているVMを処理します。グローバルキャッシュには、この種類のOSのデータが既に存在します。
    • ジョブ2も、Microsoft Windows Server 2008 R2を実行しているVMを処理します。ジョブ2を初めて開始するときに、ソース2のWANアクセラレータのグローバルキャッシュには、この種類のOSのデータがありません。このような状況では、Veeam Backup & Replicationは必要なデータブロックをソース1のキャッシュからソース2のキャッシュにコピーしますが、このデータブロックをWAN経由で転送することはありません。

    多対一のWANアクセラレーション 注:

    他のWANアクセラレータのグローバルキャッシュを使用する以外に、Veeam Backup & Replicationはバックアップリポジトリにあるバックアップファイルも利用します。たとえば、バックアップ・リポジトリに、バックアップ・ジョブによって作成されたバックアップ・ファイルが含まれ、バックアップ・コピー・ジョブが同じ種類のVMのバックアップをコピーし始めた場合、Veeam Backup & Replicationは、重複するデータをWAN経由で転送しないために、バックアップ・ファイルからグローバル・キャッシュをWANアクセラレータ上に追加します。