ステップ6:バックアップ ストレージ設定の指定

ウィザードの[Storage]ステップで、ジョブ用のバックアップインフラストラクチャコンポーネント(バックアッププロキシおよびバックアップリポジトリ)を選択し、バックアップストレージ設定を指定します。

  1. [Backup proxy]フィールドの横にある[Choose]をクリックして、バックアッププロキシを選択します。
    • [Automatic selection]を選択した場合、Veeam Backup & Replicationはソース・データストアにアクセスできるバックアップ・プロキシを検出し、ジョブでVMを処理するために最適なバックアップ・プロキシを自動的に割り当てます。

Veeam Backup & Replicationは、バックアップ・ジョブに含まれるVMに、バックアップ・プロキシを1つずつ割り当てます。VMリストで新しいVMを処理する前に、Veeam Backup & Replicationは利用できるバックアップ・プロキシをチェックします。複数のバックアップ・プロキシが利用できる場合、Veeam Backup & Replicationは、バックアップ・プロキシがVMデータの取得に使用できる転送モードとバックアップ・プロキシ上の現在のワークロードを分析して、VM処理に最も適切なバックアップ・プロキシを選択します。

    • [Use the selected backup proxy servers specified below]を選択すると、ジョブで使用する必要のあるバックアッププロキシを明示的に選択できます。いずれかのバックアッププロキシが失敗したりソースデータストアへの接続性を失ったりしても、バックアップジョブが確実に開始されるようにするため、2つ以上のプロキシを選択することをお勧めします。
  1. [Backup repository]リストから、作成されたバックアップファイルを保存する必要のあるバックアップリポジトリを選択します。バックアップリポジトリを選択すると、Veeam Backup & Replicationがバックアップリポジトリ内に使用可能な空き領域がどれぐらいあるかを自動的にチェックします。
  2. バックアップリポジトリに保存されている特定のバックアップに、ジョブをマッピングできます。バックアップファイルを新しいバックアップリポジトリに移動し、この新しいバックアップリポジトリ内の既存のバックアップにジョブをポイントする場合に、バックアップジョブのマッピングが役立ちます。また、構成データベースが破損したため、バックアップジョブを再構成する必要がある場合にも使用できます。

ジョブをバックアップにマッピングするには、[Map backup]リンクをクリックし、バックアップリポジトリ内のバックアップを選択します。バックアップはジョブ名によって容易に特定できます。バックアップを見つけるには、ウィンドウの下部にある検索フィールドを使用することもできます。

  1. [Retention Policy]フィールドで、リストアポイントの保持ポリシーを構成します。
  • 直近の<N>個のリストアポイントを保持する必要がある場合は、ドロップダウンリストから[restore points]を選択します。次に、リストアポイント数を指定します。
  • 直近の<N>日間に作成されたすべてのリストアポイントを保持する必要がある場合は、ドロップダウンリストから[days]を選択します。次に、日数を指定します。

指定した数を超えると、最も古いリストアポイントが、バックアップチェーンから削除されるか、最も近い次のリストアポイントとマージされます。詳細については、「短期保持ポリシー」を参照してください。

  1. バックアップジョブで作成されたバックアップファイルを、第2の保存先(バックアップリポジトリまたはテープ)にアーカイブする場合は、[Configure secondary destination for this job]チェックボックスを選択します。このオプションを有効にすると、New Backup Jobウィザードに追加のステップ、[Secondary Target]が含められます。ウィザードの[Secondary Target]ステップで、バックアップジョブをバックアップコピージョブにリンクしたり、バックアップをテープバックアップジョブにリンクしたりできます。

このオプションを有効にできるのは、既にバックアップサーバーにBackup copyジョブまたはBackup to tapeジョブが構成されている場合だけです。

ステップ6:バックアップストレージ設定の指定