キャパシティ層へのバックアップの移行

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    非アクティブなバックアップチェーンに属するバックアップファイルをパフォーマンスエクステントから収集し、それらをキャパシティ層に移動するために、Veeam Backup & Replicationでは、オフロードセッションを使用します。このセッションは、4時間ごとに自動的に実行されます。

    各オフロードセッションの完全名は、スケールアウトバックアップリポジトリ名+接尾辞Offloadで構成されます。つまり、スケールアウトバックアップリポジトリ名がAmazonである場合、オフロードセッション名はAmazon Offloadになります。

    オフロードセッションで管理されるものは次の通りです。

    検証プロセス

    データは、Veeam Backup & Replicationが以下の必須の検証とアクションを実行した後で、キャパシティ層に安全に移動できます。

    詳細については、「バックアップチェーン検出」を参照してください。

    • パフォーマンスエクステントが使用可能かどうかとメンテナンスモードでないかどうかを検証します。

    データはHTTP(S)プロキシ経由でインターネットにアクセスしているLinuxベースのパフォーマンスエクステントからはオフロードされないことを考慮してください。スケールアウトバックアップリポジトリ内で構成されたLinuxベースのパフォーマンスエクステントはすべて、インターネットに直接アクセスできる必要があります。

    • キャパシティエクステントがメンテナンスモードまたはシールモードになっていないかどうかを検証します。

    詳細については、「メンテナンスモードへの切り替え」と「シールモードへの切り替え」を参照してください。

    • 非アクティブなバックアップチェーンをいつどのようにキャパシティエクステントに移動する必要があるかを定義した設定パラメータが一致しているかどうかを検証します。

    このようなパラメータは、「キャパシティ層の追加」の説明に従って構成されます。

    • 移動するデータが一意であり、以前、オフロードされていないかどうかを検証するためにインデックスを構築し、維持します。

    詳細については、「インデックス」を参照してください。

    • 保持ポリシーを維持するため、パフォーマンスエクステントとキャパシティエクステントとの間でバックアップチェーンの状態を同期します。

    詳細については、「保持ポリシー」を参照してください。

    データ転送

    検証プロセスの完了後、SOBR Offloadセッションは以下を実行します。

    このような検証済みバックアップファイルは、スケールアウトバックアップリポジトリに追加されたすべてのパフォーマンスエクステントから収集されます。

    このようなバックアップファイル(データブロックのないもの)は、パフォーマンスエクステントに残され、キャパシティエクステントにもレプリケートされます。

    このようなダミーファイルのコピーをパフォーマンスエクステントに残すことにより、次のことができるようになります。

    キャパシティ層へのバックアップの移行 

    この例では、スケールアウトバックアップリポジトリが1つと、同じスケールアウトバックアップリポジトリ内のオブジェクトストレージリポジトリが1つあります。

    パフォーマンスエクステントAに、.vbkファイル1つと.vibファイル3つ、つまり合計4つのリストアポイントで構成される非アクティブなバックアップチェーンがあります。これらの各ファイルは、メタデータと実際のデータブロックから成ります。オフロードセッションの間に、Veeam Backup & Replicationは、すべてのバックアップファイル (.vbkと.vib)から実際のデータブロックを集め、これらのブロックをオブジェクトストレージリポジトリにオフロードします。

    オフロードされたブロックはそれぞれサイズが異なることがありますが、これはストレージの最適化を構成するときに定義されます。オフロードされたブロックは、キャパシティエクステント内のblocksディレクトリに保存されます。

    メタデータを含むバックアップファイル(ダミーファイル)は、キャパシティエクステントにレプリケートされ、storagesディレクトリに保存されます。

    このような手法が、検証基準を満たす非アクティブなバックアップチェーンすべてに適用されます。

    オフロードの完了後、新しい[Object Storage]ノードが[Home]ビューの[Backups]ノードの下に現れ、キャパシティエクステントに移動されたバックアップが表示されます。

    キャパシティ層へのバックアップの移行 注:

    スケールアウトバックアップリポジトリのバックアップウィンドウ設定で指定されている禁止時間の間は、オフロードは実行されません。New Scale-out Backup Repositoryウィザードの[Add Capacity Tier]ステップで、このバックアップウィンドウを構成できます。

    セッションの統計のオフロード

    オフロードセッションの結果は、「オフロードジョブセッションの結果の表示」で説明しているように、構成データベースに保存され、表示することができます。

    関連トピック