Dell EMC Data Domain

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    Data Domain Boost(DD Boost)が適用されたDell EMC Data Domainストレージシステムを、バックアップリポジトリとして使用できます。

    DD Boostテクノロジーをサポートするために、Veeam Backup & Replicationでは、以下のDell EMC Data Domainコンポーネントを利用しています。

    • DD Boostライブラリ。DD Boostライブラリは、Dell EMC Data Domainシステムのコンポーネントです。DD Boostライブラリは、Veeamデータムーバーのセットアップに組み込まれています。Microsoft Windows Serverをバックアップインフラストラクチャに追加すると、追加したサーバーに、DD BoostライブラリがVeeamデータムーバーとともに自動的にインストールされます。
    • DD Boostサーバー。DD Boostサーバーは、ターゲット側のコンポーネントです。DD Boostサーバーは、Dell EMC Data DomainストレージシステムのOS上で動作します。

    Dell EMC Data Domainの導入

    Dell EMC Data Domainと通信するために、Veeam Backup & Replicationでは、データ処理と転送を実行する2つのVeeamデータムーバーが使用されます。

    • バックアッププロキシ上のVeeamデータムーバー
    • ゲートウェイサーバー上のVeeamデータムーバー

    Dell EMC Data Domainストレージで、Veeamデータムーバーをホストすることはできません。そのため、Dell EMC Data Domainストレージと通信するために、ゲートウェイサーバーを展開する必要があります。Veeam Backup & Replicationによって、このゲートウェイサーバー上にVeeamデータムーバーが自動的に展開されます。詳細については、「ゲートウェイサーバー」を参照してください。

    バックアップリポジトリをジョブが処理するときに、ゲートウェイサーバー上のVeeamデータムーバーがバックアッププロキシ上のVeeamデータムーバーとの接続を確立し、LANまたはWAN経由での効率的なデータ転送が可能になります。

    Dell EMC Data Domain 

    Dell EMC Data Domainに、バックアップリポジトリのロールを割り当てるときに使用するゲートウェイサーバーを定義します。ゲートウェイサーバーは、明示的に定義することも、自動的に選択するようにVeeam Backup & Replicationに指示することもできます。

    重要

    ファイバーチャネル経由で動作するDell EMC Data Domainストレージシステムの場合は、Dell EMC Data Domainと通信するゲートウェイサーバーを明示的に定義する必要があります。ゲートウェイサーバーとして、バックアップインフラストラクチャに追加されていて、ファイバーチャネル経由でDell EMC Data DomainにアクセスできるMicrosoft Windows Serverを使用する必要があります。

    サポートされるプロトコル

    Veeam Backup & Replicationは、次のプロトコルで動作するDell EMC Data Domainストレージシステムをサポートします。

    • TCP/IPプロトコル:Veeam Backup & Replicationは、ネットワーク経由でコマンドを送信することで、Dell EMC Data Domainサーバーと通信します。
    • ファイバーチャネルプロトコル:Veeam Backup & Replicationは、ファイバーチャネル経由でSCSIコマンドを送信することで、Dell EMC Data Domainファイバーチャネルサーバーと通信します。

    Dell EMC Data Domainの制限事項

    Dell EMC Data Domainをバックアップリポジトリとして使用する場合、次の制限と推奨事項にご注意ください。

    • DD Boostが適用されたDell EMC Data Domainの使用では、ジョブパフォーマンスの向上は保証されません。ネットワークの負荷が軽減され、ネットワークのスループットが向上します。
    • Dell EMC Data DomainでNFSサービスを有効にする必要があります。有効にしないと、Veeam Backup & Replicationはストレージシステムにアクセスできなくなります。
    • Dell EMC Data Domainでは、逆増分バックアップ方法はサポートされていません。
    • 重複排除ストレージアプライアンスを対象とするジョブの暗号化を有効にしないことをお勧めします。暗号化は重複排除率に悪影響を及ぼします。詳細については、「データ暗号化」を参照してください。
    • Dell EMC Data Domainバックアップリポジトリを、ファイルコピージョブのソースまたはターゲットとして使用することはできません。
    • Dell EMC Data Domainバックアップリポジトリにターゲットされたバックアップジョブを作成すると、Veeam Backup & Replicationでは、最適化されたジョブ設定に切り替えて、VMデータ処理に4 MBのデータブロックを使用するように提案されます。最適化されたジョブ設定を使用することを推奨します。データブロックのサイズが大きい場合、生成されるメタデータテーブルが小さくなり、処理に必要なメモリリソースとCPUリソースが軽減されます。
    • 増分バックアップチェーンと永久増分バックアップチェーン(1つのフルバックアップと後続の一連の増分バックアップを含むチェーン)の長さを61以上のリストアポイントにすることはできません。この制限に対処するには、バックアップチェーンをより短いシリーズに分割するようにフルバックアップ(アクティブまたは合成)をスケジュールします。たとえば、バックアップを30分間隔で1日24時間実行するには、合成フルバックアップを毎日スケジュールする必要があります。このシナリオでは、合成処理中のため、真夜中直後の間隔がスキップされる可能性があります。詳細については、「合成フルバックアップのしくみ」を参照してください。
    • ファイバーチャネル経由で、Dell EMC Data Domainバックアップリポジトリに接続する場合は、Dell EMC Data Domainと通信するゲートウェイサーバーを明示的に定義する必要があります。ゲートウェイサーバーとして、バックアップインフラストラクチャに追加されていて、ファイバーチャネル経由でDell EMC Data DomainバックアップリポジトリにアクセスできるMicrosoft Windows Serverを使用する必要があります。
    • バックアップリポジトリの再スキャン中に、Veeam Backup & Replicationは、ストレージユニットにハードストリームの制限が設定されているかどうかを検出し、この情報をバックアップリポジトリの再スキャン統計に表示します。Veeam Backup & Replicationがバックアップリポジトリに対してタスクを実行するときに、ハードストリームの制限が超えている場合、Veeam Backup & Replicationは新しいI/Oストリームを作成できません。

    Dell EMC Data Domainでの作業の詳細と推奨事項については、「このVeeamナレッジベースの記事」を参照してください。

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