バックアップのエクスポート
バックアップをエクスポートすると、バックアップリポジトリにある選択したリストアポイントから完全で独立したフルバックアップファイルを合成できます。言い換えると、増分または逆増分バックアップチェーン(すべての依存関係にある.VBK、.VIBまたは.VRBファイル)をスタンドアロンの.VBKファイルに変換できる、ということです。
エクスポートは次の場所にあるフル、増分、逆増分のリストアポイントに適用されます。
- バックアップリポジトリ。
- オブジェクトストレージリポジトリ。
- クラウドサービスプロバイダーとそのテナントのバックアップリポジトリ。
以下の点を考慮してください。
- 新しいフルバックアップファイルとしてエクスポートされるリストアポイントは、ソースで選択されたリストアポイントのある同じリポジトリに保存されます。
- エクスポートが完了すると、エクスポートされたバックアップファイルは[Backups] > [Disk( VeeamZIP) ]ノードの下に表示されます。
- [スケールアウトバックアップリポジトリの場合]キャパシティ層にエクスポートされたバックアップファイルは[Backups]>[Object Storage(VeeamZIP)]ノードに表示され、アーカイブ層にエクスポートされたバックアップファイルは[Backups] > [Archive(VeeamZIP)]ノードに表示されます。
- エクスポートされるリストアポイントがテナント側にある場合、新しいフルバックアップファイルも、ソースのリストアポイントが取得されるのと同じリポジトリ(テナント側)にエクスポートされます。
- テナントがサブテナントディレクトリにあるリストアポイントのエクスポートを開始すると、新しいフルバックアップファイルがテナントディレクトリにエクスポートされます。
- 複数の仮想マシンで構成されるバックアップジョブを選択すると、Veeamはマシンごとに個別のフルバックアップファイルを合成します。
- vCloud Director(vCD)バックアップからVMをエクスポートすると、すべてのVMがvAppなしでエクスポートされます。つまり、新しいフルバックアップファイルは、vCDバックアップとしてではなく、シンプルなVMWareバックアップとしてエクスポートされます。vCDバックアップの詳細については、「vCloud Director VMのバックアップ」を参照してください。
- エクスポートセッションの結果は、「セッションの統計の表示」で説明しているように、構成データベースに保存され、表示に利用できます。
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