Linux アカウント (ユーザー名とパスワード)

Linuxサーバーへの接続またはLinux OSを実行するVMへの接続に使用するアカウントのログイン情報レコードを作成できますをターゲットにしたボリュームレベルバックアップジョブを構成した場合のみです。

Linuxサーバーのユーザー名とパスワードを含む新しいログイン情報レコードを作成するには、次の手順を実行します。

  1. メインメニューで、[Manage Credentials]を選択します。
  2. [Add] > [Linux account]をクリックします。
  3. [Username]フィールドに、追加するアカウントのユーザー名を入力します。
  4. [Password]フィールドに、追加するアカウントのパスワードを入力します。入力したパスワードを表示するには、フィールドの右にある目のアイコンをクリックしたままにします。
  5. [SSH port]フィールドで、Linuxサーバーへの接続に使用するSSHポートを指定します。デフォルトでは、ポート22が使用されます。
  6. Linuxサーバーへのルート権限がない非ルートアカウントのデータを指定する場合、[Non-root account]セクションを使用してこのアカウントにsudo権限を付与できます。
  1. 非ルートユーザーにルートアカウントの権限を付与するには、[Elevate account privileges automatically]チェックボックスを選択します。
  2. sudoersファイルにユーザーアカウントを追加するには、[Add account to the sudoers file]チェックボックスを選択します。[Root password]フィールドに、ルートアカウントのパスワードを入力します。

このオプションを有効にしない場合は、sudoersファイルに手動でユーザーアカウントを追加する必要があります。

  1. Linuxサーバーを登録する場合、sudoコマンドが利用できないディストリビューションではsuコマンドを使用するようにフェイルオーバーするためのオプションがあります。

フェイルオーバーを有効にするには、[Use "su" if "sudo" fails]チェックボックスを選択し、[Root password]フィールドに、ルートアカウントのパスワードを入力します。

  1. [Description]フィールドに、作成するログイン情報の説明を入力します。類似するアカウント名(Rootなど)が多数存在する可能性があるため、リスト内で区別できるように、ログイン情報レコードに分かりやすい一意の説明を入力することを推奨します。説明は、ユーザー名の後に括弧に囲まれて表示されます。

Linuxアカウント(ユーザー名およびパスワード)重要!

  • LinuxベースのVMでVeeam Backup & Replicationを使用するための個別のユーザー・アカウントを作成して、このアカウントにルート権限を付与し、Credentials Managerでこのアカウントの設定を指定できます。このユーザーに対する追加のコマンド出力(~/.bashrc内からエコーされるメッセージや、実行前のコマンドトレースなど)を避けることを推奨します。これらのコマンド出力がLinux VMの処理に影響する可能性があります。
  • sudoを使用して、アカウントの権限を昇格させるためにルートのパスワードが必要になるようなケースは今後、サポートされません。

Linuxアカウント(ユーザー名およびパスワード)