プレスクリプトおよびポストスクリプト

VSSをサポートしないアプリケーションを実行しているVMをレプリケートする予定の場合、Veeam Backup & Replicationに、これらのVMに対してカスタムのプレスクリプトおよびポストスクリプトを実行するように指示できます。プレスクリプトは、Veeam Backup & ReplicationがVMスナップショットをトリガーする前に、VMファイル・システムとアプリケーション・データを静止させ、VMを整合した状態にします。VMスナップショットが作成された後、ポストスクリプトはVMおよびアプリケーションを初期状態にします。

ジョブに対してプレスクリプトおよびポストスクリプトを指定するには、次の手順を実行します。

  1. [Guest Processing]ステップで、[Applications]をクリックします。
  2. 表示されるリストでVMを選択し、[Edit]をクリックします。
  3. [Scripts]タブをクリックします。
  4. [Script processing mode]セクションで、次のように、スクリプト実行のシナリオを指定します。
    • [Require successful script execution]を選択すると、スクリプトが失敗したときにVeeam Backup & Replicationがレプリケーション処理を停止します。
    • [Ignore script execution failures]を選択すると、スクリプトエラーが発生してもレプリケーションジョブを継続します。
    • [Disable script execution]を選択すると、VMに対してスクリプトを実行しません。
  1. [Windows scripts]セクションで、Microsoft Windows VMのプレスクリプトおよびポストスクリプトのパスを指定します。サポートされるスクリプト形式のリストについては、「プレスクリプトおよびポストスクリプト」を参照してください。
  2. [Linux scripts]セクションで、Linux VMのプレスクリプトやポストスクリプトのパスを指定します。サポートされるスクリプト形式のリストについては、「プレスクリプトおよびポストスクリプト」を参照してください。

Microsoft WindowsおよびLinux VMでジョブにVMコンテナを追加した場合、VMコンテナに対してMicrosoft WindowsおよびLinuxスクリプトを実行するよう選択できます。ジョブが開始すると、Veeam Backup & ReplicationはVMでインストールされているOSタイプを自動的に決定し、このVMに対応した静止スクリプトを作成します。

プレスクリプトおよびポストスクリプト ヒント:

VM静止のためのプレスクリプトおよびポストスクリプトのほかに、ジョブの開始前またはジョブが完了した後、Veeam Backup & Replicationにカスタム・スクリプトを実行するように指示できます。詳細については、「詳細設定」を参照してください。

プレスクリプトおよびポストスクリプト