VM をvCloud vAppにリストアする

vCDバックアップから1つまたは複数のVMをvCloud Directorにリストアできます。

vCloud Director VMは、元の場所(VMが既に登録されているvApp)または別の場所にリストアできます。たとえば、元のVMが破損している場合や以前の状態のVMに戻す場合は、既存のVMをリストアでき、誤ってVMを削除した場合などは、存在していないVMをリストアできます。既存のVMをリストアする場合、元のVMはvCDバックアップのVMで上書きされます。

VMをvCloud Director階層にリストアする際は、[Restore into vCloud vApp]オプションを必ず選択します。[Restore into vSphere infrastructure]オプションを選択すると、VMは基礎となるvCenter Serverのレベルでリストアされます。vCloud Directorによって管理されているVMを完全に機能する状態で取得するには、リストアされるVMをvCloud Director階層に手動でインポートする必要があります。

VMをvCloud Director階層にリストアする前に、前提条件を確認してください。その後、vCloud Full VM Restoreウィザードを使用して、必要なVMをリストアします。

  1. Full vApp Restoreウィザードの起動
  2. リストアするVMの選択
  3. リストアポイントの選択
  4. リストアモードの選択
  5. VMの場所の選択
  6. リストア先ネットワークの選択
  7. リンクするテンプレートの選択
  8. ストレージポリシーとデータストアの選択
  9. セキュアなリストア設定の指定
  10. リストア理由の指定
  11. 復元設定の確認