ステップ10:データ転送設定とレプリカ設定の指定

ウィザードの[Policy Settings]ステップで、CDPポリシーに使用するVMware CDPプロキシと、レプリカ名に追加する接尾辞を選択します。

  1. 次のように、使用するVMware CDPプロキシを指定します。
  • Veeam Backup & Replicationでプロキシが自動的に選択されるようにする場合は、[Source proxy]フィールドと[Target proxy]フィールドの[Automatic selection]をそのままにします。

Veeam Backup & Replicationによって、VM処理用のVMware CDPプロキシが1つずつ割り当てられます。リストから新しいVMが処理される前に、Veeam Backup & Replicationによって、使用可能なVMware CDPプロキシがチェックされます。Veeam Backup & Replicationでどのようにプロキシが選択されるかの詳細については、「CDPのしくみ」を参照してください。

  • VMware CDPプロキシを手動で選択する必要がある場合は、次の手順を実行します。
  1. 本番サイト内のVMware CDPプロキシを選択する場合は[Source proxy]フィールドの横、あるいは災害復旧サイト内のVMware CDPプロキシを選択する必要がある場合は[Target proxy]フィールドの横の[Choose]をクリックします。
  2. [Backup Proxy]ウィンドウで、[Use the selected backup proxy servers only]をクリックします。使用するプロキシを選択し、[OK]をクリックします。

少なくとも2つのVMware CDPプロキシを導入することを推奨します。具体的には、本番サイト内に1つのCDPプロキシ、災害復旧サイト内に1つのCDPプロキシを使用します。

  1. バックアップインフラストラクチャ内の使用可能なVMware CDPプロキシでレプリケーションに対応できるかどうかをテストするには、[Test]をクリックします。

Veeam Backup & Replicationによって、すべてのソースVMware CDPプロキシ上とすべてのターゲットVMware CDPプロキシ上の使用可能なCPU、および過去1時間の最大VMディスク書き込み速度が分析され、VMware CDPプロキシのおおよその要件が計算されます。[CDP Infrastructure Assessment]ウィンドウで、算出された値が次のように表示されます。

  • [CPU]行には、すべてのプロキシ(ソースまたはターゲット)上の使用可能なCPUコアが表示されます。
  • [Proxy RAM]行には、CDP用に必要なRAMが表示され、カッコ内に、すべてのプロキシ(ソースまたはターゲット)上の使用可能なRAMが表示されます。カッコ内の値とその付近の値が同じである場合は、値が一致するプロキシをアップグレードして、より多くのリソースを供給する必要があります。デフォルトではCDPでRAMの50%が使用されるため、プロキシ上のRAMを2倍にする必要があります。この値はレジストリキーで変更できます。詳細については、 Veeam Customer Supportにお問い合わせください。
  • [Proxy Bandwidth]行には、過去1時間の最大ディスク書き込み速度が表示され、カッコ内に、ソースまたはターゲットプロキシの使用可能コア数に基づく使用可能帯域幅が表示されます。

  1. [Replica name suffix]フィールドで、レプリカの名前に追加する接尾辞を指定します。

ステップ10:データ転送設定とレプリカ設定の指定