フェイルバックのコミット

フェイルバックのコミットは、フェイルバックを完了させる方法の1つです。フェイルバックをコミットするときは、フェイルバック先のVM（本番VM）が意図通りに動作していることを確認します。コミット操作の後に、Veeam Backup & Replicationによって、本番VMのレプリケーションアクティビティが再開されます。

フェイルバックのコミット操作は、次の方法で実行されます。

1. Veeam Backup & Replicationによって、レプリカの状態がFailbackからReadyに変更されます。
2. その後の操作は、元のVMにフェイルバックしたのか、復元されたVMにフェイルバックしたのかで異なります。

• バックアップまたはレプリカから復元されたVMにフェイルバックした場合は、Veeam Backup & Replicationによって、元のVMが存在する既存のジョブがすべて再構成され、元のVMが除外リストに追加されます。復元されたVMが元のVMのロールを引き継ぎ、除外されたVMの代わりにすべてのジョブに含まれます。CDPポリシーが開始されると、Veeam Backup & Replicationによって、以前の元のVMではなく復元されたVMが処理されます。
• 元のVMにフェイルバックした場合、CDPポリシーは再構成されません。CDPポリシーが開始されると、Veeam Backup & Replicationによって引き続き元のVMが処理されます。