レプリカシーディング

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    VMをリモートDRサイトにレプリケートする場合、レプリカシーディングを使用できます。レプリカシーディングを使用すると、WANまたは低速のLANリンク経由で本番サイトからDRサイトに送信されるトラフィック量を大幅に減少できます。

    レプリカシーディングを使用すると、初期レプリケーションの実行時に、サイト間でソースホストからターゲットホストにVMのすべてのデータを転送する必要がありません。その代わり、Veeam Backup & Replicationで作成されたVMバックアップをレプリカの「シード」として使用できます。レプリケーション・ジョブが開始されると、Veeam Backup & Replicationはシードを使用してVMレプリカを作成します。

    レプリカシーディングには、次のステップが含まれます。

    1. レプリカシーディングの予備ステップとして、レプリケートする予定のVMのバックアップを作成する必要があります。
    2. 続いて、作成したバックアップを、本番サイトのバックアップリポジトリからDRサイトのバックアップリポジトリにコピーしてください。バックアップをDRサイトのバックアップリポジトリにコピーしたら、このリポジトリの再スキャンを実行する必要があります。「バックアップリポジトリの再スキャン」セクションを参照してください。
    3. レプリケーションジョブを作成する場合、DRサイトのバックアップリポジトリを指定します。レプリケーション・ジョブの初回実行時に、Veeam Backup & Replicationはレプリカ・シードがあるバックアップ・リポジトリにアクセスし、バックアップからVMを復元します。リストアしたVMは、DRサイトのレプリケーションターゲットホスト上に登録されます。リストアしたVMのファイルは、レプリカの保存先として指定したデータストアに配置されます。

    バックアップからリストアしたレプリカの仮想ディスクは、フォーマットを維持します(つまり、元のVMがシンプロビジョニング対応ディスクを使用していた場合、VMレプリカの仮想ディスクはシンプロビジョンとしてリストアされます)。

    1. 次に、Veeam Backup & Replicationは、復元したVMを元のVMの最新の状態と同期させます。同期が成功すると、Veeam Backup & Replicationの[Home]ビューの[Replicas]ノードの下に、2つの復元ポイントを持つVMレプリカが表示されます。片方のポイントにはバックアップファイルからのVMの状態が含まれます。もう一方のポイントにはレプリケートする元のVMの最新の状態が含まれます。
    2. それ以降のレプリケーション・ジョブの実行ではすべて、Veeam Backup & Replicationは通常どおり変更の増分のみを転送します。

    レプリカシーディング 

    Veeam Backup & ReplicationはVMイメージのフル・コンテンツを送信しないため、レプリカ・シーディングを使用すると、WANまたは低速の接続を経由して送信されるトラフィックが激減します。その代わり、差分のデータブロックのみを送信します。

    ヒント

    既存のレプリケーションジョブに新しいVMを追加する場合、これらのVMに対してレプリカシーディング設定を有効化できます。この場合、新しく追加されたVMは、レプリケーションジョブの次回実行時に、選択したバックアップからシードを取得します。新しいVMを追加するまでにジョブが既に処理したVMは、通常通り処理されます。