キャパシティ層へのバックアップのコピー

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    Veeam Backup & Replicationでは、バックアップの作成直後に、スケールアウトバックアップリポジトリのパフォーマンスエクステントからキャパシティエクステントにバックアップをコピーできます。

    データをキャパシティエクステントにコピーするために、Veeam Backup & Replicationは、キャパシティエクステントで拡張されたスケールアウトバックアップリポジトリをターゲットにしたバックアップ(またはBackup copy)ジョブの完了時に自動的に実行される、コピーセッションを使用します。

    各コピーセッションの完全名は、バックアップ(または、バックアップコピー)ジョブ名+接尾辞Offloadで構成されます。つまり、バックアップ(または、バックアップコピー)ジョブ名がAmazonである場合、コピーセッション名はAmazon Offloadになります。

    データは、Veeam Backup & Replicationが以下の必須の検証とアクションを実行した後で、キャパシティ層にコピーできます。

    • パフォーマンスエクステントが使用可能かどうかとメンテナンスモードでないかどうかを検証します。
    • 移動するデータが一意であり、以前、オフロードされていないかどうかを検証するためにインデックスを構築し、維持します。

    バックアップファイルとメタデータは、「キャパシティ層へのバックアップの移行」で説明されている通りに作成されます。

    バックアップ(または、Backup copy)ジョブが完了すると、Veeam Backup & Replicationは、新しいコピーセッションを開始します。これはスケールアウトバックアップリポジトリのパフォーマンスエクステントのいずれかで作成された新しいバックアップファイル(.VBK、.VIB、.VRB)それぞれから、単にデータブロックとメタデータを抽出し、これらのブロックとメタデータをキャパシティエクステントにコピーして、それによってバックアップデータと全く同じレプリカを作成します。

    このようなレプリカがあれば、「リストアのシナリオ」で説明されている通り、バックアップファイルに問題があるか、パフォーマンスエクステントのいずれか、またはスケールアウトバックアップリポジトリ全体で予期せぬ不具合が発生した場合に、最新の状態まですばやくデータをリストアできるようになります。

    データをコピーできるようにするには、必ず、[Copy backups to object storage as soon as they are created]オプションを選択してください。詳細については、「キャパシティ層の追加」を参照してください。

    コピー操作と移動操作の結合

    [Copy backups to object storage as soon as they are created]オプションと[Move backups to object storage as they age out of the operational restores window]オプションを組み合わせることができます。このようなシナリオでは、コピーセッションによって、新しく作成されたバックアップが作成直後にコピーされます。

    バックアップチェーンが非アクティブになり(たとえば、シールされた場合)、リストア運用時間枠を外れると、データブロックは、このように非アクティブなバックアップチェーン内の関連する各バックアップファイルから削除され、メタデータのみが保持されます。このような動作はデータ移動に似ていますが、既にコピーされているデータを移動するのではなく、Veeam Backup & Replicationは、パフォーマンスエクステントから関連するデータブロックを単にパージすることにより、トラフィックを節約し、読み書き操作の実行についてストレージプロバイダーから課される可能性があるコストを削減します。

    次の図は、両方のオプションが有効化されている例を表したもので、それぞれのバックアップファイルが、作成時にオブジェクトストレージへコピーされている様子がわかります。

    1つの.VBKファイルと5つの .VIBファイルから成る新しいフルバックアップファイルが作成されると、左側のバックアップチェーンが非アクティブになります。この非アクティブなバックアップチェーンでは最初の4つのバックアップファイル(灰色で表示されているもの)のみがリストア運用時間枠を外れているため、Veeam Backup & Replicationは、この4つのファイルからのみデータブロックを削除し、残りの2つの.VIBファイル(木曜日金曜日に作成されたもの)は、リストア運用時間枠が進むまでそのままになります。

    キャパシティ層へのバックアップのコピー 

    コピーの完了後、新しい[Object Storage]ノードが[Home]ビューの[Backups]ノードの下に現れ、キャパシティエクステントにコピーされたバックアップが表示されます。

    スケールアウトバックアップリポジトリのバックアップウィンドウ設定で指定されている禁止時間の間は、コピーは実行されません。New Scale-out Backup Repositoryウィザードの[Add Capacity Tier]ステップで、このバックアップウィンドウを構成できます。

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