バックアップサーバー

バックアップサーバーは、Veeam Backup & ReplicationがインストールされているWindowsベースの物理マシンまたは仮想マシンです。バックアップインフラストラクチャの主要コンポーネントであり、「コンフィグレーションセンターおよびコントロールセンター」のロールを担っています。バックアップサーバーでは、すべてのタイプの管理アクティビティが実行されます。

  • バックアップ、レプリケーション、復元検証、およびリストアタスクを調整
  • ジョブのスケジューリングとリソース割り当てを制御
  • バックアップインフラストラクチャコンポーネントのセットアップと管理、およびバックアップインフラストラクチャのグローバル設定の指定に使用

主な機能以外には、新たに展開されたバックアップサーバーもデフォルトのバックアッププロキシとバックアップリポジトリのロールを担います(データ処理タスクとデータ格納タスクを管理)。

バックアップサーバーのサービスとコンポーネント

バックアップサーバーでは、次のサービスとコンポーネントが使用されます。

  • Veeam Backup & Replication構成データベースは、バックアップインフラストラクチャ、ジョブ、およびセッションに関するデータや、その他の設定データを格納します。データベースインスタンスを、ローカル(バックアップサーバーが実行されるのと同じマシン)またはリモートにインストールされたSQL Serverに配置できます。詳細については、ガイドライン「Veeam Backup & Replicationベストプラクティス」を参照してください。

Veeam Backup & Replicationは、構成データベースのメンテナンスを行います。Veeam Backup & Replicationは、DatabaseMaintenanceシステムジョブを、週に1回およびVeeam Backup Serviceの再起動時に実行します。このジョブでは、データベース内部統計をアップデートし、インデックスを最適化し、使用されていないデータを消去します。詳細については、%ProgramData%\Veeam\BackupフォルダのJob.DatabaseMaintenanceログファイルを参照してください。

  • Veeam Backup & Replicationコンソールはアプリケーションユーザーインターフェースを提供し、アプリケーションの機能にユーザーがアクセスできるようにします。
  • Veeam Backup PowerShellモジュールはMicrosoft Windows PowerShellの拡張機能であり追加される一連のコマンドレットを使用して、ユーザーはバックアップ、レプリケーション、および復元タスクをPowerShellのコマンドラインインターフェースで実行したり、Veeam Backup & Replication の操作を完全に自動化するカスタムスクリプトを実行したりできます。Microsoft Windows PowerShellモジュールの詳細については、 『 Veeam PowerShellリファレンス』の「はじめに」セクションを参照してください。

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