ステップ8:レプリケーションジョブ設定の指定

ウィザードの[Job Settings]ステップで、vCDレプリケーションジョブ設定を定義します。

  1. [Repository for replica metadata]リストで、バックアップリポジトリを選択します。Veeam Backup & Replicationがこのバックアップリポジトリを使用してVMレプリカのメタデータ(レプリケーションジョブの増分セッションを最適化するのに必要な読み取りデータブロックのチェックサム)を保持します。
  2. [Replica name suffix]フィールドに、vAppレプリカ名の接尾辞を入力します。Veeam Backup & Replicationがこの接尾辞をターゲットvAppの名前に付加し、この接尾辞の付いたvAppレプリカを登録します。
  3. [Restore points to keep]フィールドで、レプリケーションジョブが保持するリストアポイントの数を指定します。この数を超過すると、Veeam Backup & Replicationによって最も古いリストアポイントが削除されます。

レプリケーションジョブに保持ポリシー設定を指定する場合、ターゲットデータストアにある空き容量を考慮します。VMスナップショットの数に関するVMware制約のため、vAppレプリカのリストアポイントの最大数は28に制限されます。リストアポイントの数が多すぎると、ターゲットデータストアがいっぱいになる可能性があります。

ステップ8:レプリケーションジョブ設定の指定重要!

  • vAppレプリカメタデータは、重複排除ストレージアプライアンスに保存できません。レプリケーション・ジョブ時に、Veeam Backup & Replicationはメタデータの小片をバックアップ・リポジトリとの間で何度も読み書きします。メタデータに何度もアクセスすると、重複排除ストレージアプライアンスのパフォーマンスが低くなるため、レプリケーションジョブのパフォーマンスも低くなる場合があります。
  • スケールアウトバックアップリポジトリまたはNFSバックアップリポジトリにvAppレプリカメタデータを保存することはできません。

ステップ8:レプリケーションジョブ設定の指定