ステップ2:サーバーの選択

ウィザードの[Server]ステップで、バックアッププロキシのサーバー設定を指定します。

  1. [Choose server ]リストから、バックアッププロキシのロールを割り当てるMicrosoft Windows ServerまたはLinuxサーバーを選択します。

サーバーがバックアップインフラストラクチャに追加されていない場合は、[Add New]をクリックしてAdd Serverウィザードを開きます。詳細については、「Microsoft Windows Serverの追加」または「Linuxサーバーの追加」を参照してください。

Linuxサーバーに指定されたユーザーアカウントにルート権限やルートに昇格された権限がない場合、Veeam Backup & ReplicationではEdit Linux Serverウィザードに移動します。このウィザードで、ユーザーアカウントを変更できます。

  1. [Proxy Description]フィールドに説明を入力します。デフォルトの説明には、バックアッププロキシを追加したユーザーと、バックアッププロキシが追加された日時に関する情報が含まれています。
  2. デフォルトでは、Veeam Backup & Replicationはバックアッププロキシ設定を分析し、アクセスできるデータストアを定義して、バックアッププロキシとデータストア間の接続タイプに応じて最適な転送モードを自動的に選択します。

Microsoft Windowsのバックアッププロキシでは、データ転送モードを手動で選択できます。[Transport mode ]フィールドの右側にある[Choose]をクリックします。開いたウィンドウで、[Direct storage access]、[Virtual appliance]、[Network]のいずれかを選択します。詳細については、「転送モード」を参照してください。

  1. [Transport Mode]ウィンドウの[Options]セクションで、選択した転送モードの追加オプションを指定します。
    • [ダイレクトストレージアクセスモードおよび仮想アプライアンス転送モードの場合] プライマリ転送モードがジョブセッション中に失敗すると、Veeam Backup & Replicationはネットワーク転送モードに自動的にフェイルオーバーします。フェイルオーバーを無効にするには、[Failover to network mode if primary mode fails, or is unavailable]チェックボックスをクリアします。
    • [ネットワークモードの場合] 暗号化されたTLS接続を介してVMデータを転送することを選択できます。このためには、[Enable host to proxy traffic encryption in Network mode (NBDSSL)]チェックボックスを選択します。トラフィックを暗号化するとESXiホストのCPUにより大きな負荷がかかりますが、安全なデータ転送が保証されます。

場合によっては、既知の制限事項によってバックアッププロキシで一部の転送モードを使用できないことがあります。詳細については、「転送モード」を参照してください。

  1. [Connected datastores]フィールドに、バックアッププロキシが直接SANまたはNFS接続できるデータストアを指定します。デフォルトでは、Veeam Backup & Replicationはバックアッププロキシがアクセスできるすべてのデータストアを自動的に検出します。

バックアッププロキシを特定のデータストアと連携させる場合は、データストアのリストを設定できます。[Connected datastores]フィールドの右側にある[Choose]をクリックして[Manual selection]を選択し、ダイレクトストレージアクセスモードでバックアッププロキシと連携させる必要があるデータストアを追加します。

  1. [Max concurrent tasks]フィールドに、バックアッププロキシで並行処理する必要があるタスクの数を指定します。この値を超過すると、バックアッププロキシは、現在のタスクのいずれかが完了するまで新しいタスクを開始しません。

Veeam Backup & Replicationは、VMディスク1つにつき1つのタスクを作成します。推奨される同時実行タスクの数は、利用可能なリソースに基づいて、自動的に計算されます。マルチコアCPUを備えるバックアッププロキシでは、より多くの同時タスクを処理できます。たとえば、4コアCPUの場合は最大4つ、8コアCPUの場合は8つの同時タスクを指定することをお勧めします。同時実行タスクの数を定義する場合は、仮想インフラストラクチャでのネットワークトラフィックのスループットを考慮してください。

重要

同時タスクの制限は、vCDバックアップジョブではサポートされていません

  1. [Next]をクリックします。

ステップ2:サーバーの選択