プロキシアフィニティ

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    デフォルトでは、Veeam Backup & Replicationはジョブまたはタスクのバックアップ・プロキシおよびリポジトリを相互に独立した状態で割り当てます。バックアッププロキシを特定のバックアップリポジトリにバインドし、一緒に使用する必要がある場合、プロキシアフィニティ設定を定義することができます。プロキシアフィニティにより、特定のバックアップリポジトリにアクセスしたり、このバックアップリポジトリとの間でデータの読み取り/書き込みを行ったりする事が可能なバックアッププロキシが決定されます。

    プロキシアフィニティによって、バックアップインフラストラクチャでリソースの割り当てをコントロールでき、管理上の負荷を軽減できます。たとえば、インフラストラクチャが地理的に分散している場合、ローカルサイトのバックアップリポジトリに対して、リモートサイトのバックアップリポジトリとの通信を制限することができます。または、バックアッププロキシとバックアップリポジトリ間の接続速度に基づいてプロキシアフィニティのルールを構成することができます。

    プロキシアフィニティ設定はバックアップリポジトリのレベルで指定されます。デフォルトでは、Veeam Backup & Replicationにより、バックアップ・インフラストラクチャ内のすべてのバックアップ・プロキシからバックアップ・リポジトリへのアクセスが可能になります。プロキシアフィニティ設定を使用して、このバックアップリポジトリへのアクセスが可能なバックアッププロキシのリストを定義することができます。

    プロキシアフィニティは次の種類のバックアップリポジトリ用に設定できます。

    • バックアップリポジトリ
    • スケールアウトバックアップリポジトリ
    • クラウドリポジトリ(プロキシアフィニティ設定はテナント側で構成されます)

    プロキシアフィニティのルールは、バックアッププロキシおよびリポジトリを必要とする次のタイプのジョブとタスクに適用されます。

    • VMware vCloudバックアップを含むバックアップジョブと、プライマリおよびターゲットストレージアレイのストレージスナップショットからのバックアップジョブ
    • VeeamZIP
    • VMコピー
    • VM全体のリストア
    • ハードディスクのリストア

    プロキシアフィニティのルールはレプリケーションジョブには適用されません。

    プロキシアフィニティのルールは制限を加えるものではありません。アフィニティのルールは優先度リストと考えることができます。プロキシにアクセスできないなどの理由によりプロキシ・アフィニティ・リストのバックアップ・プロキシを使用できない場合、Veeam Backup & Replicationは自動的に通常の処理モードへのフェールオーバーを行います。ジョブまたはタスクセッションで警告を表示し、ジョブまたはタスク用に選択されたプロキシのリストから最適なバックアッププロキシを選択します。

    プロキシアフィニティ設定が構成されたバックアップリポジトリのジョブを対象とする場合、ジョブまたはタスクの処理用にプロキシアフィニティリストからバックアッププロキシを割り当てるようにする必要があります。このバックアップ・リポジトリにバインドされていないバックアップ・プロキシを割り当てると、Veeam Backup & Replicationにより警告が表示されます。ジョブの処理のために、Veeam Backup & Replicationではジョブ設定で定義するバックアップ・プロキシが使用され、これによりジョブのパフォーマンスが低下することがあります。

    プロキシアフィニティ 

    スケールアウトバックアップリポジトリ用のプロキシアフィニティ

    スケールアウトバックアップリポジトリの場合、プロキシアフィニティ設定をエクステントレベルで構成することができます。プロキシアフィニティ設定をスケールアウトバックアップリポジトリレベルで構成することはできません。

    エクステントの選択のルールはプロキシアフィニティのルールよりも優先度が高くなっています。Veeam Backup & Replicationは最初にエクステントを選択してから、このエクステント用に指定されたプロキシアフィニティのルールに従ってバックアッププロキシを選択します。

    たとえば、Backup Proxy 1Backup Proxy 2の2つのバックアップ・プロキシがあるとします。そして、バックアップジョブを作成し、次のように構成したスケールアウトバックアップリポジトリを対象とします。

    • スケールアウトバックアップリポジトリポリシーはData Localityに設定されます。
    • スケールアウトバックアップリポジトリには2つのエクステントがあります。エクステント1には100 GBの空き容量があり、バックアッププロキシ1にバインドされています。エクステント2には1 TBの空き容量があり、バックアッププロキシ2にバインドされています。

    バックアップジョブ設定で、バックアッププロキシ1をジョブの処理に使用するよう定義します。

    バックアップ・ジョブの実行時、Veeam Backup & Replicationでは空き容量の大きいExtent 2にバックアップ・ファイルが格納されます。ジョブの処理のために、バックアッププロキシ1が選択され、プロキシアフィニティのルールの要件を満たすことができない旨のジョブ統計のメッセージが表示されます。

    スケールアウトバックアップリポジトリからのリストアの場合、バックアップファイルが別のエクステントに配置されている場合もあります。この場合、Veeam Backup & Replicationは次のプロキシ・ルールに従って(最も望ましいものから順に)バックアップ・プロキシを選択します。

    1. バックアッププロキシがすべてのエクステントのアフィニティリストに追加される。
    2. バックアッププロキシが、フルバックアップファイルが格納されているエクステントのためのアフィニティリストに追加される。
    3. バックアッププロキシが少なくとも1つのエクステントのアフィニティリストに追加される。

    関連トピック

    プロキシアフィニティ設定の指定