VMタグ

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    vCenter Serverタグを使用して仮想インフラストラクチャのオブジェクトを分類する場合、データ保護および災害復旧のジョブやタスクに追加するオブジェクトをこれらのタグでフィルタリングできます。タグを使用すると、オブジェクトの管理が容易になります。特定のカテゴリ(特定の部署やSLAレベルなど)に属するVMのジョブやタスクをすぐに設定できます。

    タグごとにオブジェクトを追加するには、[Add Objects]ウィンドウで[VMs and Tags]ビューに切り替える必要があります。Veeam Backup & Replicationでは、タグごとに分類されたオブジェクトが表示されます。

    VMタグ 

    VMタグの要件と推奨事項

    Veeam Backup & Replicationでタグを使用する場合は、次の要件と推奨事項に注意してください。

    • vCenter Serverの[Advanced Settings]のVirtualCenter.FQDNパラメータには、vCenter Serverホストの実際の完全修飾ドメイン名が含まれている必要があります。
    • vCenter Serverにインストールされる証明書には、vCenter Serverホストの実際の完全修飾ドメイン名が含まれている必要があります。
    • vCenter Serverホストの完全修飾ドメイン名は、Veeam Backup & Replicationサービス(少なくともVeeam Backup ServiceとVeeam Broker Service)がインストールされているマシンからアクセス可能であり、ホストのIPに解決される(またその逆も同様)必要があります。
    • 特定のデータ保護操作および災害復旧操作に使用されるユーザーアカウントには、vCenter Serverでの十分な権限が必要です。詳細については、必要な権限の「VMの完全リストア」、「レプリカのフェイルバック」、および「累積権限」のセクションを参照してください。
    • VMタグがなんらかの理由でVeeam Backup & Replicationコンソールに表示されない場合は、タグの機能を実行するVMware vSphereサービスを再起動してみてください。VMware vSphere 6.5より前のバージョンでは、vCenter Inventory Serviceを再起動する必要があります。VMware vSphere 6.5以降では、vCenter Inventory Service機能は、vCenter Content LibraryとvCenter Server 6.5に含まれる他のサービスに置き換えられています。

    VMware vSphere 6.5にアップグレードすると、vCenter Inventory Serviceからのデータは、vCenter Server 6.5の新しいデータベースサポートサービスに移行されます。ただし、vCenter Inventory Serviceは、使用されなくなってもサービスのリストに引き続き表示される場合があります。

    • vSphereフォールトトレランス機能を使用する場合は、Veeam Backup & Replicationによって適切なVMバックアップ処理が行われるように次のいずれかの方法でVMタグを割り当てます。
    • プライマリVMに必要なVMタグを割り当てます。セカンダリVMへのフェイルオーバーの場合、VMタグがセカンダリVMにコピーされ、Veeam Backup & Replicationジョブを継続するためのソースとしてこのVMが使用されます。
    • 仮想インフラストラクチャインベントリのプライマリVMを構成するVMコンテナに、必要なVMタグを割り当てます。プライマリVMはこのタグを継承します。セカンダリVMへのフェイルオーバーの場合、VMタグがセカンダリVMにコピーされ、Veeam Backup & Replicationジョブを継続するためのソースとしてこのVMが使用されます。

    したがって、VMタグをセカンダリVMに割り当てる必要はありません。また、プライマリVMとセカンダリVMの両方に同じタグを手動で割り当て、このタグを使用してVMバックアップジョブにオブジェクトを追加すると、バックアップが失敗します。

    VMタグの制限事項

    VMタグのサポート機能には、次の制限があります。

    Veeam Backup & Replicationでは、VMタグカテゴリのカーディナリティ設定は無視されます。たとえば、Priorityというタグカテゴリを作成して、カーディナリティを[One tag per object]に設定するとします。タグカテゴリでNormalHighの2つのタグを作成します。NormalタグをVMフォルダに割り当てて、HighタグをこのフォルダのVMに割り当てます。Normalタグが付いたオブジェクトを処理するジョブを設定した場合、Highタグが付いたVMもこのジョブに追加されます(Veeam Backup & ReplicationはVMコンテナ内のVMとテンプレートがコンテナに割り当てられたタグを継承しているとみなすからです)。

    この状況に対処するには、処理しないオブジェクトに割り当てられたタグを除外リストに追加します。