Oracleのログのバックアップ

Veeam Backup & ReplicationはOracleデータベース・アーカイブ・ログのバックアップとOracleデータベースの復元に対応しています。

データベースアーカイブログはOracleシステムによって作成されます。Oracleデータベースは次のいずれかのロギングモードで動作が可能です。

  • ARCHIVELOGをオン — ログが保存され、復元のために使用できます。
  • ARCHIVELOGをオフ — ログは保存されません。このモードは適切な災害復旧を行わないないため、お勧めできません。

ARCHIVELOGをオンにすると、Oracleシステムにより、データベース管理者が指定したVMゲストOSの格納場所にデータベース・アーカイブ・ログが格納されます。Veeam Backup & Replicationを使用して、次のようなログの処理方法を設定することができます。

  • Oracle VMからログファイルを収集し、バックアップリポジトリに転送し、Oracle VMのイメージレベルのバックアップの隣に格納するようバックアップジョブに指示します。
  • ログ処理をスキップ - Oracle VM上でログファイルは変更されず、イメージレベルのバックアップ内で保持されます。

ジョブセッション中にOracle VM用のアプリケーション認識処理を有効にすると、Veeam Backup & ReplicationがこのVMに非永続的実行時コンポーネントをインストールするか、このVMで永続的エージェントコンポーネントを使用(必要に応じてインストール)し、ジョブ設定に従ってデータベースに関する情報を収集して、アーカイブログを処理します。アプリケーション固有の設定はバックアップジョブウィザードの[Guest Processing]のステップで構成されます。Oracleデータベース用にログをバックアップし、削除する方法を指定することができます。

アーカイブログのバックアップの要件

  • Veeam Backup & Replicationは、Oracle Databaseのバージョン11以降について、アーカイブログのバックアップとリストアに対応しています。Oracle DatabaseはMicrosoft Windows VMまたはLinux VM上での動作が可能です。
  • Automatic Storage Management(ASM)はOracle Database 11以降でサポートされています。
  • Oracle ExpressデータベースはMicrosoft Windowsマシン上で動作している場合のみサポートされます。

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