スケールアウトバックアップリポジトリ

このページで

    スケールアウトバックアップリポジトリは、データの多層保存のための、水平スケーリングをサポートしているリポジトリシステムです。スケールアウトバックアップリポジトリは、パフォーマンス層と呼ばれる1つ以上のバックアップリポジトリで構成され、長期およびアーカイブストレージ(キャパシティ層とアーカイブ層)用のオブジェクトストレージリポジトリで拡張できます。スケールアウトバックアップリポジトリ内のすべてのストレージデバイスおよびシステムは、容量がまとめられて、1つのシステムに結合されます。

    スケールアウトバックアップリポジトリはVeeam Universal License 含まれています。従来のソケットベースライセンスを使用する場合は、Enterprise以上のエディションが必要です。

    スケールアウトバックアップリポジトリを構成してから、Standardライセンスにダウングレードする場合、スケールアウトバックアップリポジトリにターゲットされたジョブは実行できません。ただし、スケールアウトバックアップリポジトリからのリストアは実行できます。

    この機能の主な利点を以下に示します。

    • バックアップストレージを管理するための便利な方法が用意されています。
    • スケールアウトバックアップリポジトリはいつでも拡張できます。スケールアウトバックアップリポジトリのパフォーマンスエクステントが容量不足の場合は、新しいパフォーマンスエクステントを既存のスケールアウトバックアップリポジトリに追加できます。 たとえば、バックアップデータが増加してバックアップリポジトリがストレージ上限に達した場合に、新しいストレージシステムをスケールアウトバックアップリポジトリに追加できます。このストレージシステムの空き領域が、スケールアウトバックアップリポジトリの容量に追加されます。その結果、大きいサイズのバックアップリポジトリにバックアップを移動せずに済みます。
    • Veeamでサポートされているすべてのバックアップターゲット(ローカルまたはDASストレージを備えたWindowsサーバーやLinuxサーバー 、ネットワーク共有、重複排除ストレージアプライアンス)がサポートされています。どのストレージデバイスまたはシステムの機能もすべて維持されます。
    • きめ細かくパフォーマンスポリシーを設定できます。詳細については、「バックアップファイルの配置」を参照してください。
    • クラウドベースのストレージ容量が実質的に無制限です。Veeam Backup & Replicationに、長期保存のためにエクステントからクラウドにデータをオフロードするよう指示できます。 詳細については、「キャパシティ層」を参照してください。

    スケールアウトバックアップリポジトリ 

    スケールアウトバックアップリポジトリは、さまざまな層、またはストレージの論理レベルで構成できます。

    • パフォーマンス層は、データへの高速アクセスのために使用されるレベルです。これは、パフォーマンスエクステントと呼ばれる1つ以上のバックアップリポジトリから成ります。

    詳細については、「パフォーマンス層」を参照してください。

    • キャパシティ層は、あまりアクセスする必要がないデータを保存するための付加的なレベルですが、この層からデータを直接リストアすることもできます。キャパシティ層は、キャパシティエクステントと呼ばれる、1つのクラウドベースまたはオンプレミスのオブジェクトストレージリポジトリから成ります。

    詳細については、「キャパシティ層」を参照してください。

    • アーカイブ層は、アクセス頻度の低いデータのアーカイブ保存のための付加的なレベルです。キャパシティ層内の該当データをアーカイブ層に転送できます。アーカイブ層からのリストアの場合は、データが準備プロセスを経ている必要があります。

    詳細については、「 アーカイブ層」を参照してください。

    スケールアウトバックアップリポジトリは次のタイプのジョブとタスクに使用できます。

    • バックアップジョブ
    • バックアップコピーのジョブ。

    スケールアウトバックアップリポジトリ内のバックアップをコピーして、バックアップのコピーをスケールアウトバックアップリポジトリに格納できます。

    • Amazon用およびAzure用のVeeamバックアップ(Backup copyジョブを使用)
    • VeeamZIPタスク
    • Veeam Agent for Linux 2.0以降で作成されたバックアップジョブ
    • Veeam Agent for Unix 2.0以降で作成されたバックアップジョブ
    • Veeam Agent for Microsoft Windows 2.0以降で作成されたバックアップジョブ
    • Veeam Agent for Macで作成されたバックアップジョブ
    • NASバックアップジョブ
    • Veeam Backup for Nutanix AHVで作成されたバックアップジョブ

    スケールアウトリポジトリに格納されているバックアップファイルを、すべてのタイプのリストア、バックアップからのレプリケーション、およびバックアップコピージョブに使用できます。これらのバックアップをSureBackupジョブで検証できます。スケールアウトバックアップリポジトリを、テープメディアからのリストア時にステージングバックアップリポジトリとして使用できます。スケールアウトバックアップリポジトリに構成されているデータ配置ポリシーに従って、テープメディアからリストアされたファイルがエクステントに配置されます。詳細については、「バックアップファイルの配置」を参照してください。

    スケールアウトバックアップリポジトリを導入するには、1つ以上のバックアップリポジトリを構成し、それらをパフォーマンスエクステントとしてスケールアウトバックアップリポジトリに追加する必要があります。1つのスケールアウトバックアップリポジトリにさまざまなタイプのバックアップリポジトリを混在させることができます。

    • Microsoft Windowsバックアップリポジトリ
    • Linuxバックアップリポジトリ
    • 共有フォルダ
    • 重複排除ストレージアプライアンス

    たとえば、Microsoft Windowsバックアップリポジトリと重複排除ストレージアプライアンスを同じスケールアウトバックアップリポジトリに追加できます。

    このセクションの内容