スケールアウトバックアップリポジトリの制限事項

スケールアウトバックアップリポジトリには、次の制限事項があります。

各スケールアウトバックアップリポジトリでは、オブジェクトストレージリポジトリ1つをキャパシティエクステントとして、また、標準のバックアップリポジトリ4つをパフォーマンスエクステントとして追加できます。標準のバックアップリポジトリ4つの内訳は、アクティブなものが3つ、非アクティブなもの(メンテナンスモード状態)が1つです。たとえば、アクティブなエクステントに空き容量がない場合、バックアップデータをそこから避難させるために、非アクティブなエクステントを追加できます。

パフォーマンスエクステントを4つ追加し、これらのエクステントのいずれもメンテナンスモードにしない場合、スケールアウトバックアップリポジトリにターゲットされたジョブは失敗します。

Veeam Universal LicenseとEnterprise Plus Editionでは、スケールアウトバックアップリポジトリやパフォーマンスエクステントの数に制限はありません。

VBMファイルの名前とVBMファイルへのパスにスペースを含めることはできません。

VBMファイルの名前またはVBMファイルへのパスに禁止された文字が含まれている場合、Veeam Backup & Replicationでは、スケールアウトバックアップリポジトリの再スキャン時にこれらのバックアップのインポートが失敗します。これらのバックアップをインポートするには、禁止された文字を下線文字に置き換えます。例:C:\My Repository\Backup_Job\Backup_Job.vbm バックアップファイル自体の名前を変更する必要はありません