単一のVMのリストア先の指定

単一のワークロードを新しい場所に、または異なる設定で復元する場合、ウィザードの[Destination]ステップを利用できます。

ウィザードのこのステップでは、復元されたVM名、ターゲットホスト、VMフォルダーなどのリストア先設定を構成します。VMware vSphere VMおよびvCloud Director VM以外のワークロードの場合は、ネットワークマッピングテーブルも構成する必要があります。このテーブルは、元のサイトのネットワークをターゲットサイトのネットワークにマップします。ジョブ開始時に、Veeam Backup & Replicationはネットワークマッピング表を確認します。次に、Veeam Backup & Replicationは、VMの設定ファイルを更新してオリジナルネットワークをターゲットサイト内の指定したネットワークと置き換えます。その結果、ネットワーク設定を手動で再構成する必要がなくなります。

復元されたVMのリストア先とネットワークマッピング設定を指定するには、次の手順に従います。

  1. [Restored VM name]フィールドに、復元されるVMを登録する名前を入力します。
  2. [Host]フィールドに、VMを実行するホストを指定します。
  3. [VM folder]フィールドに、復元するVMファイルを配置するフォルダを指定します。
  4. [Resource pool]リストで、VMの配置先とするリソースプールを選択します。
  5. [VMware vSphere VMおよびvCloud Director VM以外のワークロードの場合][Networks]セクションでネットワークマッピングテーブルを構成します。テーブルの1つの行を構成するには、リストからネットワークを選択し、[Choose]をクリックします[Select Network]ウィンドウに、ターゲットホストまたはクラスターの接続先となるすべてのネットワークが表示されます。ネットワークのリストから、元のネットワークではなく復元されたVMを接続するネットワークを選択します。
  6. [Advanced]ボタンをクリックして、BIOS UUIDを維持するか、または新しいBIOS UUIDを生成するかを選択します。

復元したVMの新しいBIOS UUIDの生成を選択することを推奨します。これは元のワークロードが本番環境に残っている場合に競合が発生することを防ぐためです。元のVMが削除されたなどで存在しない場合、BIOS UUIDの変更は不要です。

単一のVMのリストア先の指定