バックアップジョブの暗号化

バックアップジョブの暗号化は、詳細なジョブ設定で構成します。バックアップジョブで生成されたバックアップファイル内のデータを保護する暗号化オプションを有効にし、パスワードを指定する必要があります。

バックアップジョブの暗号化 

暗号化が有効なバックアップジョブ処理の手順は、次の通りです。

  1. バックアップジョブの暗号化を有効にし、パスワードを指定します。
  2. Veeam Backup & Replicationが、バックアップ・データを保護するために必要なキーを生成します。
  3. Veeam Backup & Replicationが、専用またはデフォルトのバックアッププロキシ内のデータブロックを暗号化し、既に暗号化されているバックアップリポジトリに転送します。
  4. バックアップリポジトリで、生成されたバックアップファイルに、暗号化されたデータブロックが保存されます。

バックアップジョブの暗号化 

暗号化されたバックアップファイルのリストア手順は、次の通りです。

  1. バックアップファイルをインポートし、バックアップファイルを復号化するためのパスワードを定義します。パスワードを1回以上変更した場合は、パスワードを次のように指定する必要があります。
    • インポートにメタデータファイル(VBM)を選択した場合、バックアップチェーン内でファイルを暗号化するために使用した最新のパスワードを指定する必要があります。
    • インポートにフルバックアップファイル(VBK)を選択した場合、バックアップチェーン内でファイルを暗号化するために使用したパスワードセット全体を指定する必要があります。
  1. Veeam Backup & Replicationが、指定されたパスワードを使用してユーザーキーを生成し、バックアップファイルの復号のために後続のキーを解除します。
  2. Veeam Backup & Replicationがバックアップ・ファイルのデータ・ブロックを取得してソース側に送信し、専用またはデフォルトのバックアップ・プロキシで復号化します。

バックアップジョブの暗号化